すぐにできる骨盤の歪み3つの対処法
- 骨盤の歪み
いつもパルトネールの美容コラムをご愛読いただきありがとうございます。横浜店、副店長の渋谷です。
腰は「月」=肉付き、「要」=かなめという意味をもっており、古来の人々も腰が上半身と下半身を繋ぐだけではなく、とても重要な役割を果たしている事をしっていたのでしょう。多くの方が腰がだるい、痛いと感じたことがあると思いますが、骨盤が歪んでいると感じる方は果たしてどのくらい居るでしょうか?
また気が付かないうちに少しずつ歪んでしまう骨盤。今回はそんな骨盤の歪みにすぐ対処できる方法もお伝えしたいと思います。
骨盤の歪みの種類
人間の体はとても精巧にできており、簡単には歪みません。筋肉、靭帯、腱などがぎっしり取り巻いていることから、意外にも歪みは起こりにくい環境にあります。しかし、精巧に出来ているが故、0.数ミリでも歪んでしまう事でさまざまなトラブルや問題を引き起こしてしまいます。
骨盤の歪みにはいくつかの種類があります。前後に左右で異なって傾いている、骨盤が開いている、左右で高さが異なる歪みとがあります。骨盤が歪んでいると、様々なリスクが現れてきますが、代表的なのが便秘です。
骨盤が開いてしまうと、内臓が下に下がりやすく、腸が圧迫される事で慢性の便秘に繋がります。姿勢の悪さが骨盤に歪みを招くことで体内のリンパや水分が正常には意外へ排出されず、体の中に蓄積されることから、むくみや肌荒れ、不眠などの症状をもたらしてしまいます。
また、骨盤が開いている人は肛門と膣がしっかり締まる事ができず、尿漏れを起こしやすいともいわれています。
骨盤のゆがみを発見するにはいくつかの方法があります。まずは靴のかかと。靴の底が左右ですり減り具合が異なっていたり極端に外側だけがすり減ったりしている場合は骨盤が歪んでいる可能性大です。また体が傾いているとよく言われたり、肩の高さが左右で異なっている人も骨盤が歪んでいる可能性が高いです。
骨盤のゆがみを引き起こす原因
正常な骨盤はハート形に近い形をキープしています。多くの人が毎日同じような生活習慣を送っていることと思いますが、立って仕事をしている人、座って仕事をしている人、それぞれ状況は異なりますが、体が同じ動きを繰り返す事で一定のごく限られた筋肉だけを使う状況が続いていますね。
よく動かしている筋肉は縮んでおり、骨を引っ張りやすくなります。そうすると骨格自体が歪んでしまい、平常を保とうと無意識のうちに腰でバランスを取るため、歪みを生じさせてしまいます。鞄をいつも同じ肩にかけている人や、同じ足だけを組んでいるという人は要注意です。
骨盤の歪みは筋力の低下によっても生じてきます。骨は筋肉や腱で支えられていますが、筋肉は20代をピークとし、体を鍛えていない人は減少の一途を辿り、筋力で骨を支えることが出来ず、骨盤のゆがみを生じさせます。
睡眠中に疲労回復させ、本来はリセットされますが、つい夜更かししてしまったり、極端に睡眠時間が少ないと骨盤を上半身の重みから解放させる時間も減り、常に体に疲労が残っている状態になります。無理を続けることで骨盤のゆがみを生じさせてしまいます。
今から出来る骨盤の歪み対策
腹筋を鍛える
骨盤の歪み対策にはお腹周りに筋肉をつけることです。腰が弱い人はお腹周りも太り気味でだらしないお腹になっている事が多く、筋力の衰えも歪みの大きな原因の一つですので、腹筋・背筋を鍛えるようにしましょう。
腹筋は既に骨盤に歪みが生じている人は負担を掛けてしまい痛みなどを悪化させる原因になります。無理な筋トレを行わず、軽いものから初めて行くようにしましょう。
立ったままの姿勢で足を肩幅に開き、右ひじと左ひざをおへその前でくっつけるようなポーズをとり、5秒制止した後ゆっくりと戻します。反対の左ひじと右ひざも同じ動きを繰り返します。これだけでも腹筋は鍛えられます。
同じ姿勢から体を解放させる
長時間同じ姿勢を取り続けることでも骨盤の歪みは生じます。2時間同じ姿勢を取り続けたら10分程度体を解放させる意味で軽いストレッチなどをして下さい。全身をほぐす事で筋肉の緊張がほぐれますので、デスクワークなどでずっと同じ姿勢を保っている方は出来る限り意識してあげましょう。
癖を直す
片方の方にしか鞄を掛けない、同じ足しか組まないと骨盤を歪ませてしまいますので、左右同じバランスで鞄を持ち、脚は組まないようにしましょう。また、デスクワークの方は前のめりの姿勢になっている事が多いので姿勢に注意し、長時間使い続けるのは避けましょう。
いかがでしたか?今すぐ出来る骨盤の歪み対処法ですので、少しでも腰がだるい、重い、痛いなと感じたらこれらの生活習慣を見直し、歪みを解消させられるように気をつけてください。