体質改善でいやな貧血を解消する!
- セルフケア
皆さん、貧血にお困りではないでしょうか?自分ではそれを気がついていない「隠れ貧血」も含めて、女性の20%近くが実は慢性的な貧血の疑いがあるというデータもあります。
こんにちは、パルトネール広報担当の元井です。
いやな貧血を体質改善で解消するにはどうすればいいのでしょうか?今回は、貧血を改善する体質改善法について、当サロンのベテランエステティシャンの方にお話を伺いました。
Q.そもそも貧血ってどういうことなのですか?
A.貧血とは簡単にいうと血が薄くなった状態のことです。血液のもっとも大切な仕事は全身に酸素を運ぶことですが、これを司っているのが赤血球の中のヘモグロビンです。ヘモグロビンの量が基準値を下回っているのが貧血です。
Q.なるほど、貧血はヘモグロビンの減少なのですね。ではなぜ、ヘモグロビンが減ってしまうのでしょうか。
A.ひとつにはヘモグロビンのおもな原料である鉄の不足です。ダイエット、食生活の乱れ、妊娠などによって栄養不足になると鉄分も足りなくなりがちです。鉄の他にも、赤血球を作るのに必要な葉酸が欠乏していてもヘモグロビンは減少します。
Q.最近、爪の色が白っぽいのですが貧血でしょうか?
A.爪の色が白くなるというのはヘモグロビン減少のサインのひとつなので、可能性はあると思います。その他、顔色がくすんだ黄色になる、動悸がする、息切れがする、めまいがする、頭が痛い、全身に倦怠感がある、疲れがとれないなどが見られたら、貧血を疑う必要があります。
どれも「どこかおかしい」「なんとなくだるい」程度の症状なのでついそのままにしてしまいがちです。しかし、貧血は重症化すると失神することもあり大変危険です。できれば早い段階で貧血と縁を切れるように体質改善しておくことが大切です。
Q.どうすれば貧血にならないように体質改善できますか。
A.まず、鉄分をしっかりと補うようにしましょう。サプリメントを利用するのもひとつの方法ですが、できれば普段の食事で必要な鉄分を補うようにしましょう。レバー、ほうれん草など鉄分が多い食材を取り入れ、鉄分の吸収を妨げるタンニンを大量に含むコーヒー、紅茶、緑茶などは控えめにすることをおすすめします。また、鉄のフライパンや鉄瓶を使うなど調理方法を工夫するのもいいですね。
せっかく鉄分を摂取しても胃酸がきちんと分泌されていなければ体内に吸収されません。確かに胃腸の弱い人には貧血気味の人が少なくないのです。体質改善するにはまず胃腸の調子を整えることも大切です。
体質改善には適度な運動もかかせません。腹筋を鍛えると血液を心臓に戻す機能が強化されて血流が改善されます。その他、ツボ押しなどもおすすめです。
Q.貧血に効くツボをいくつか教えてください。
A.貧血に効くといわれているツボはいくつかあります。その中でも見つけやすく自分で押しやすいツボをいくつか紹介します。無理のない範囲で少しずつでもかまわないので、毎日コツコツと続けてみましょう。
・血海
膝の内側で膝から指2本分上のあたりです。すわって両膝に手を置き、人差し指に対して90度に曲げた親指の先があたるあたりです。親指でグリグリ3分程度押し続けてみしょう。
・三陰交内
くるぶしから指4本分上の方にあります。足首をつかみながら親指でグッグッと押してみてください。
・足三里
膝の外側で膝から指4本文下のところです。ふくらはぎをつかみ、人差し指と中指で押してください。
どのツボも1度や2度押したぐらいではとくに何も変わりません。少しずつでもいいので毎日続けるようにしましょう。
ありがとうございました。
いかがでしたか?貧血を起こさないように体質改善するには、ある程度の時間がかかることを覚悟しておきましょう。最初はなかなか手応えを感じることができないかもしれませんが、しばらくすると必ず効果を実感する瞬間がやってきます。あきらめずにコツコツと続けてみましょう。