冬に痩せやすい身体を作るための“スーパー蒸し生姜”ってなに?
- 食生活
最近のマイブームは生姜。生姜パウダーに、生姜紅茶…。
生姜製品は意外にいろいろあって、見つけるのが楽しくなっています。
こんにちは、パルトネール広報担当元井です。
しかし、いろいろ買ってみたのですが、なかなか冷え性が改善しないと悩んでいた時に、冷え性改善には“蒸して乾燥させた生姜”が良いとの口コミが!ベテランエステティシャンに実際のところを聞いてきましたよ。
Q: 冷え性や代謝改善には、蒸して乾燥させた生姜 より 生の生姜の方が良いって本当ですか?
A: ちょっと深い話になってしまうのですが…。漢方にもいろいろ流派があるらしく、古方派(こほうは)と呼ばれる専門家たちの場合、すりおろした生姜よりも、「乾姜(かんきょう)=“蒸して乾燥した生姜”」の方が温めるパワーが強いとされているんです。
Q: じゃあ、すりおろした生姜やせっかく購入した生姜パウダーは意味がないんでしょうか?
A: そんなことはありません!生姜そのものが温めるパワーの強い食材ですので、もちろん冷え性を改善する効果は高いんです。ただ、生の生姜よりも、深い部分の冷えに効くのが乾姜だそうです。
その効能の高さから、“スーパー蒸し生姜”とも呼ばれているんだとか!毎年、冬になると手足が冷えてキンキンになってしまう人や、身体が芯から冷えてしまう人にぴったりだそうです。
Q: あ、まさに私がそうです!かなりひどい冷え性で悩んでいます。
A: では、“スーパー蒸し生姜”である乾姜が合うかもしれませんね!生の生姜に含まれるジンゲロールは体表のみを温めてしまうので、身体の芯までは届きにくいんだそうです。
その点、生姜を蒸して乾燥させた乾姜の場合、ジンゲロールがショウガオールと呼ばれる成分に変化しているため、“芯から冷えて辛い”という症状に効果があるんですよ!
Q: でも、乾姜って、どこで売っているんでしょう?
A: 私は自分で作っています!NHKのご長寿番組である「ためしてガッテン!」でも紹介されたやり方をご紹介していきます。
1. スーパー等で購入した生姜を、厚さ1~2mm程度に皮をむかずに、繊維に沿って切っていきます。
2. キッチンペーパーを引いた蒸し器に、重ならないように並べる。温度が100度以上になるとショウガオールができにくいそうなので、圧力鍋は避けた方がいいでしょう。
3. レモンのような柑橘系の匂いがしているうちは、未完成の状態だそうです。生姜の水分量によって蒸し時間は異なりますが、おおむね30分~40分です。
4. 天日干しもしくは室内で干す。天日干しなら1日、室内なら1週間程度で出来上がります。水分が完全に飛んで、焼き芋のような少し黒ずんだ色味でパリパリに乾燥した状態になったら、出来上がりです。
Q: 意外と簡単ですね!これなら私にもできそうです。1日どれぐらい摂ればいいんでしょうか?
A: 量は1回1g程度が目安だといわれています。飲み方ですが、そのままお茶パックに入れて、鍋で煎じるのがスタンダードな飲み方だそうです。1gであれば、150mlぐらいの水を半分以下になるまでゆっくりと弱火でコトコト煮込んであげましょう。
出来上がったものは、生姜湯の味です。そのまま飲んでもいいですが、蜂蜜や黒砂糖を入れるのがおすすめです。生姜と同じく身体を温める効果のある紅茶に入れると、冷え性改善効果がUPするといわれています。
Q: 冬にはぴったりですね!早速試してみたくなりました!
A: 身体が冷えて、代謝が落ちたことによって“冬太り”してしまった人にはおすすめのアイテムです。体脂肪が燃焼しやすく、痩せやすい身体を作ってくれるので、運動前に乾姜を入れた生姜紅茶を飲むのもおすすめです。
漢方の世界では何千年も昔から薬として使われているものですから、信頼性も抜群ですよね。乾姜はまだまだレアな存在なんですが、体力が落ちている冷え性の女性にはぴったりのいわば穴場アイテムだといえるでしょう。
ありがとうございます!今回も勉強になりました。今は知名度が低い乾姜ですが、いずれチアシードやアサイーのようなスーパーフードとしてブームになるかもしれませんね!