汗かきなのは体質改善で治せるの?
- セルフケア
汗かきで困るという人も多いと思います。特に女性の場合、男性以上にワキ汗や手汗などは気になるものです。
こんにちは、パルトネール広報担当の元井です。
実は、日々のトレーニングや生活習慣の見直しで体質を変える事ができ、汗を止めることができるようになります。ここでは、汗かきな体質改善の方法についてエステティシャンの方に伺いました。
Q .どうして汗かきな体質になってしまうんでしょうか。
A. 実は、汗をかくのが下手な人が汗かきになっています。本当は、多汗な体質などありません。
Q. 多汗な体質はないんですか?
A. そうです。人間は身体が熱くなるのを防ぐために汗をかくのですが、本来、汗はすぐに蒸発してしまいます。しかし、自分の汗がベタベタといつまでも残っている場合、かいた汗がそのまま残っているんです。その状態は悪い汗をかいているだけですが、汗かき体質のように感じてしまうのだと考えられています。
Q. そうなんですね!もしかして、手汗やワキ汗の原因も……?
A. イメージしている通りです。手汗やワキ汗ばかりかいてしまう原因は、ほかの汗腺が発達せず、特定の部分ばかり汗をかいているからと考えられています。例えば、寒い地域で育った方はもともと汗をかく習慣が少ない為、汗腺が活動しにくい場合もあります。そのため、いい汗をかきやすくするために汗腺トレーニングをすることが大切です。
Q. 汗腺トレーニングですか……なんだか逆説的ですね!
A. 汗をかくことで汗腺が発達し、いい汗がかけるようになります。だから、汗腺トレーニングをするのがおすすめなんです。
Q. 具体的に、汗腺トレーニングのやり方を教えてください。
A. では、まず手足の汗腺機能を取り戻す方法からご紹介します。
1. 43℃から44℃程度の熱いお湯を浴槽の底に20cmほど張ります。
2. お腹まで浸からないように、まずは足から入浴します。
3. 肘から手を湯船に付けます。
4. 10分から15分ほど入浴します。
これで、手足の汗腺機能が少しずつ広がっていくはずです。
Q. 汗腺トレーニング以外にもやれることはありますか?
A. 普段の生活でも心がけられることはたくさんあります。ここでは、3つの方法を見てみましょう。
できるだけ冷房を控える
冷房は涼しくて気持ちいいですが、慣れてしまうと汗腺が弱くなってしまいます。さらに、外へ出た瞬間の暑さで大量の汗が出てしまうものです。身体は暑さに慣れるので、あまり冷房を使わないようにしましょう。
冷たいものを摂りすぎない
アイスクリームやかき氷、冷たい飲み物など、急激に体に入れると、胃が収縮するために汗をかきやすくなってしまいます。熱中症の恐れがある夏場は汗で水分が奪われるため、こまめな水分補給が大切です。でも、汗をかいてしまうことを考えると、なるべく常温に近い飲み物のほうがよいと言われています。もし、冷たい飲み物を飲むときは、一度口の中で温めてから飲みましょう。
濡れタオルやウェットシートで首筋の汗を拭こう
汗をふくときに濡れタオルやウェットシートを使うと、清涼感があって汗対策にもなります。その理由は、肌が乾くときに気化熱が奪われ、涼しくなるからです。首筋にはリンパが通っているのですが、この部分を冷やすと汗が止まります。すぐに汗を止めたいときは活用できそうです。
Q. たくさんありますね!汗かき体質改善ができそうです。
A. 汗をかくことは悪いことではありませんが、できればいい汗をかきたいものです。ひとつ心がけるだけでも変わるので、汗かきが気になる方は早速取り入れてくださいね。
なるほど、たいへん勉強になりました。
毎日お風呂で汗腺トレーニングをしながら体質改善を行い、日々のケアを意識すると、少しずつ汗かきな身体が治りそうです。ワキ汗や手汗などが気になる人も多いと思いますが、毎日少しずつ体質改善をしてみましょう!