痩せたいのに食べちゃう!そんな時はどうしたらいい?
- 食生活
皆さん、ダイエットははかどっていますか?
こんにちは、パルトネール広報担当の元井です。
毎日自分を戒めつつも、ついつい食べてしまう人は、なんだかんだいって効果が出ず、逆に体重が増えてしまったりなどして大変ではありませんか。そんな、痩せたいのに食べちゃう現象について専門家に聞いてきました。
Q. なぜ痩せたいのに、ついつい食べてしまうのでしょう。
A. そもそも、ダイエットというのは、多くの場合栄養を抜いたりすることで、摂取するカロリーを抑えていることがほとんどです。
この場合、本来食欲が沸く状態に食べる量が身体にとっても必要な量ですから、食事を抜いている分明らかに栄養が不足していることになっています。身体が栄養が足りないと判断すると、自然とおなかが減ったと感じるのは当然のことですね。
Q. 考えてみれば、自然な反応ですね。でも、なんでここまでひどい空腹を訴えるようになるのでしょうか。
A. それは、人類の進化と関係しています。今でこそコンビニで様々なものが24時間買える時代となりましたが、かつて大昔の人間の生活は自給自足。日々必要な栄養は自ら採取したり猟で捕ったりする必要がありました。そんな世界では、相手は生きていますから、毎日充分におなか一杯食べられるとは限らないわけです。
そこで、食べられるときに、出来るだけ食べて蓄えるよう、脂肪をつけるという技が発達したのですね。食べ物がなければ人間は死んでしまいますから、その警告としても空腹は大きな力を持っています。本能に近い欲求として、なかなか抗うのは難しいといえるでしょう。
Q. なるほど。空腹自体を感じるのは、栄養を絶っているわけだからごく自然なことというわけですね。でも、実際のダイエットではこれを克服しなくてはいけませんね。
A. そうですね。多かれ少なかれ、今の栄養状態で今の体型という図式が身体の中で出来上がってしまっているわけです。これを崩すには、どうしても栄養を一時的にでも抑え、供給源自体を経つのが最も効果的といわざるを得ません。
そして、空腹をなくすのではなく、いかにしてうまく空腹と付き合っていくかを考えることで、ダイエットを成功させることが出来るでしょう。
Q. 具体的にはどのような方法が効果があるのでしょう
A. 一つの方法としては、満腹を適切に感じることでしょうか。意外と知られていないのですが、満腹を感じる量というのは、私たちが思っているよりもずっと少ないのが現実であるということです。
Q. つまり、満腹の量以上にいつもたべていると?
A. そのとおりです。特に肥満の人は咀嚼の回数が一般の体型の人よりも少なく、満腹を感じる前に流し込むように胃に食べ物を入れてしまっているといえます。ですから、しっかりと噛むことを心がけるだけでも、大分食べる量が減って空腹を紛らわせやすいでしょう。
Q. 単純に噛むことが大切なのは奥深いですね。他にはありますか。
A. そうですね、単純に栄養といっても個々の食品が持っているエネルギーの量はそれぞれ異なります。つまり、なるべく少ないエネルギーのものを選択すれば、かさをかせぐことが出来るため、胃にたまりやすいといえるでしょう。
最も良いとされているのは食物繊維です。野菜をはじめ、ドリンク状になったものも沢山販売されるようになりました。これらは、きわめて低カロリーながら、おなかの中で膨張したりと場所をとるため、お腹をだますことができるのです。
Q. おお、ダイエットなどでのサラダはやはり正解なのですね。
A. そうですね。それに良く噛むことを加えれば、より効果がでてくるでしょう。また小技として、どうしても我慢できないときは、キシリトール入りのガムを噛むとよいでしょう。
Q. ガムですか。口を動かすだけであまり効果がなさそうですが。
A. その口を動かすことがポイントです。しっかりと噛むことで満腹中枢に働きかけることが出来るのであれば、実際に栄養がなくても念入りに咀嚼をすれば、幾分か空腹を紛らわすことができます。
こうした機能において、ガムというのはとても優れた食べ物であるといえるでしょう。キシリトールは体内では吸収されない人工的な糖分ですから、カロリーが増えることもありません。
なるほど、意識的にガムの咀嚼で満腹中枢をだますことができるんですね。
ダイエットでの空腹を紛らわせるには、出来るだけ「噛む」という行為が重要であり、またカロリーの少ない食物でかさをとることが効果的であるというのがお分かりいただけたでしょうか。こうした知識を有効活用して、スマートなダイエットライフを実現して欲しいと思います。