食物繊維も積極的に取っているのに便秘が解消されない、どんどん太っている気がする。いつも便秘がちだとどうしてもお腹がポッコリとしてしまいます。
憧れのペタンコお腹を手に入れないことには、オシャレも今一つキレイに決まりませんよね。女性の悩みに多い便秘(お腹)を解消し、太らない体質にする方法を紹介します。
便秘と一口に言っても様々なタイプがあり、毎日お通じがあっても便秘というケースもあります。そんなお腹とダイエットの関係をまずは以下のチェックリストで確認してみてください。太る理由・便秘の原因がわかるかも知れません。
- 下痢と便秘を交互に繰り返す
- イライラすると便秘しやすい
- 排便時に腹痛がある
- 便が硬くてコロコロしている
- 便の量が少ない
- 便意をあまり感じない
- トイレでいきむのがつらい
- 毎日出ない
- 水分をあまりとらない
- 冷え性である
もし5つ以上あてはまるならば便秘しやすい体質と言えます。便秘は太りやすくなるなど、身体に影響があります。便秘を引き起こす原因には様々なものがあるので、理由を正しく突き止めてアプローチするようにしましょう。
便秘の4つの原因
便秘をしているとお腹が張ってゴロゴロして重たく、それだけでも大変不快です。お腹がポッコリ出てしまう、そんなイヤな便秘を引き起こすのは、以下のような4つの理由が主に考えられます。
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原因その1 ストレス
大腸がけいれん性の収縮を起こすと、それに伴って便秘になりやすくなります。いわゆる、「けいれん性便秘 と呼ばれるものです。比較的若い人に多く、腹痛が起きやすいことが特徴です。
こんな人に多い- ストレスの多い生活をしている
- 自律神経が乱れやすいる
けいれん性便秘とは、ストレスにより自律神経が乱れ、大腸が過敏になっている状態とも言えます。大腸を健やかに整えるようにリラックスを心がけましょう。
ここがPOINT!!けいれん性便秘は自律神経の乱れのサインでもあります。リラックスできてなおかつ腸にほどよい刺激を与える運動を紹介します。
けいれん性便秘を解消するゴロゴロ運動
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- 1
- お風呂上がりにコップ1杯の水を飲む。
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- 2
- うつ伏せになって寝る。
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- 3
- うつ伏せのまま左右に振り子のように1分揺れる。
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- 4
- 1分うつ伏せのままで休憩する。
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- 5
- 2~4を1日に5セットを目標に毎日の習慣にする。
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原因その2 便意の我慢
便意を我慢することが日常化していると、直腸の神経が鈍くなり直腸性便秘が起きやすくなります。便が直腸まで来ているにもかかわらず、便意が生じないために起きる便秘です。直腸内に大量にたまった便が、水分だけ吸収されて硬くなり肛門付近を蓋している状態になっています。
こんな人に多い- なかなかトイレに行けない
- 便意を我慢するのが習慣化している
- 水分の摂取量が少ない
ここがPOINT!!仕事の都合でなかなかトイレに行けないなど、便意を我慢するのが半ば日常化してしまうと、どうしても直腸性便秘になりやすくなってしまいます。硬くなった便はますます排便しにくくなるので、やわらかな便にするように食事に気を配りましょう。
便を柔らかくする食事
- 水分を積極的に摂取する。
- 水溶性食物繊維を多く含むオクラ、アボカド、ごぼう、山芋、きのこ類、海藻類、納豆、こんにゃくなどを毎日の食生活に取り入れる。
- よく噛んで食べる。
- 3食きちんと食事をする。
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原因その3 運動不足
筋肉が衰えると大腸のぜん動運動も低下して、便をスムーズに排出できなくなってしまいます。このような「弛緩性便秘は運動不足が原因です。
こんな人に多い- 運動をする習慣がない
- デスクワーク等で座ったままの時間が多い
- 左右どちらかの肩が上がっている
- 姿勢が悪い・猫背である
弛緩性便秘はお腹が張り、食欲も低下し、便意もあまり感じなくなることも特徴です。いずれも不快な症状なので、なるべく早く対処したいところです。
ここがPOINT!!筋力低下による弛緩性便秘には、やはり運動が効果的です。便秘の解消が期待できるエクササイズを紹介します。
便秘解消エクササイズ
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- 1
- うつ伏せに寝て、両手を顔の下におきます。
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- 2
- 膝を伸ばしたままゆっくりとできるだけ大きく上下させて水泳のバタ足を1分ほど行います。
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- 3
- その後、膝を曲げてかかとでお尻を軽く叩きます。左右交互に10回ずつ行います。
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原因その4 腸内環境
腸内には100種類以上、100兆個もの細菌が住み着いていますが、人体に悪影響を及ぼす悪玉菌、良い影響を与える善玉菌、悪玉菌と善玉菌の強い方に加勢する日和見菌によって構成されています。悪玉菌が優勢になると、便秘がちになるので要注意です。
こんな人に多い- 食生活が乱れている
- 飲酒する機会が多い
ここがPOINT!!腸内環境悪化による便秘を改善するには、善玉菌を増やすことです。毎日の食事に心を配り、善玉菌が優位となる環境を整えましょう。
善玉菌を活性化する食材
- 牛乳やヨーグルトなどの乳製品。生きたまま腸に届くタイプの乳製品ならばいっそう効果が期待できます。
- 植物性乳酸菌は特に日本人の腸に合う食品です。キムチ、納豆、味噌などが特におすすめです。
すぐに便秘(お腹)をスッキリするには?
以上のように便秘には様々な原因があります。必ず自分の便秘は何由来なのかを正しく把握してから、対策を講じるようにしましょう。いずれにせよ、便秘しにくい体質になるまでにはある程度時間がかかります。「明日までにポッコリ突き出たお腹をどうにかしたい!」というような時には、すぐに効果が期待できる方法を試してみるのも良いでしょう。
運動下半身の血流を良くする
とりあえず、今溜まっている便を排出したいならば、下半身の血のめぐりを良くする運動をしてみるのも一つの方法です。腹筋に力を入れてスクワットをしたり、左右の足を交互に前方・後方へと大きく振り上げるだけでも便意を催すこともあります。また、たっぷりと朝食を摂って大腸を刺激することも排便につながります。早起き、朝食、軽い運動で前日までの便をスッキリと出しましょう。
マッサージバスタイムに腸を刺激
「明日はポッコリお腹を少しでも凹ませたい!」という時は、就寝前にいつもより長めに湯船につかって、お腹まわりをゆっくりとマッサージしてみましょう。とくに足の付け根の上あたりを、骨盤をつかむようにして押してみてください。睡眠不足でも便秘になりやすいので、バスタイムの後はしっかりと睡眠をとることも大切です。翌朝、冷たいコップ1杯の水を飲めば、自然なお通じが期待できます。
サロンから一言
いかがでしたでしょうか。便秘(お腹)のお悩みには様々な原因によって「便秘で太る」「下半身が細くならない」「痩せない」理由があります。便秘は自己流ではなかなか解決できない事もあります。そんな時こそ、当サロンのダイエットプランで便秘解消に向けたマッサージをお気軽にお試しください。