憧れの小顔になりたいけど、生まれつきの骨格が……と、あきらめている人も多いと聞きます。
でも、実はフェイスラインを引き締めるだけでどんな人でもかなり小顔に近づくことができるというのはご存じでしたか?まずはフェイスラインのたるみ度・歪み度をチェックすることからスタートしましょう。
フェイスラインがシャープになれば、体重に変化が見られなくとも痩せた?と言われる程、すっきりした顔立ちに見えます。フェイスラインの引き締めだけで雰囲気が変わるのです。鏡の中の自分を見慣れてしまうと、フェイスラインがたるみや歪みに気が付かないことも多々ありますよね。フェイスラインを引き締めるためにも、改めてセルフチェックしてみることをおすすめします。
- 食べ物を左右片方の歯で噛むクセがある
- ほうれい線が目立つようになってきた
- 頬の毛穴が楕円状に目立つ
- 下まぶたに影のようなクマができる
- 年齢と共に顔が大きくなったように感じる
- 朝起きると、顔がむくんでいる、またはむくみやすい
- 表情が表れにくい・普段、大きく顔筋を動かす事がない
- 柔らかいものばかり食べている
- スマホやパソコンを毎日長時間使用している
もし5つ以上あてはまるならば生活習慣や日々の行動が原因でフェイスラインにたるみや歪みが生じている可能性があります。どのような原因によるのか突き止めて、正しい解決法を選択しましょう。
フェイスラインのたるみ・歪みの原因4つ
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原因その1 筋力の低下
顔には様々な筋肉がありますが、筋力が低下してしまうと皮膚にたるみが起きます。その結果、フェイスラインもたるんで見えるようになります。
こんな人に多い- 食事の時にあまり噛まない・早食いである
- 表情が乏しく顔筋をあまり動かさない
- 口元のシワやほうれい線が目立つ
- いつも目の下にクマがある
顔の筋肉が衰えてしまうと、顔が膨張して大きく見えるようになってしまいます。また、どうしても老けた印象を与えてしまうので、できるだけ早く解決したいところです。
ここがPOINT!!顔の筋肉が弱くなるとフェイスラインが崩れ、小顔とは程遠い老け顔になりがちです。顔のたるみは食事の時に咀噛が少ない人や、デスクワークなどで、無表情でいたり、顏を下に向ける事が多い人、肌の乾燥や日頃のクセによって口元にほうれい線が目立ってきた人に表れてきます。たるみを防ぐためにも顔の血流を促すエクササイズで顔筋を鍛えましょう。
顔筋を鍛えるエクササイズ
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- 1
- 口の中で右頬に向かって舌を突き出す。
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- 2
- 口の中で左頬に向かって舌を突き出す。
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- 3
- 頬を思い切りしぼませる。
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- 4
- 限界までしぼませたら、今度は限界までふくらませる。
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- 5
- 1~4までを各5秒ずつ、合計5セット繰り返す。
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原因その2 加齢
加齢によって皮膚真皮層のエラスチンが減少すると、皮膚の伸縮性、肌のハリや弾力性が失われます。エラスチンとは、コラーゲンの線維を内側から支えているものです。その結果としてたるみ・歪みがあらわれ、フェイスラインを崩してしまうのです。
こんな人に多い- 中高年
- シワが目立つ
- 頬の毛穴が目立つ
年齢を重ねるにつれ皮膚内部の様子も変化します。フェイスラインを整えるにはエイジングケアも必要なのです。
ここがPOINT!!加齢とともに減少するエラスチンを補給するには、単にエラスチン豊富な食物を摂取するだけではダメです。なぜならば、エラスチンは胃で消化されてアミノ酸に変化してしまうからです。エラスチンを生成する繊維芽細胞を活性化するミネラルやビタミンが豊富な食材を摂取するようにしましょう。
エラスチン生成を促進する食材
- 緑黄色野菜
- イワシ、サケ、マグロ
- 海藻類
- きのこ類
- チーズ
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原因その3 首のズレ
フェイスラインのたるみと首のズレは一見無関係に思えるかもしれませんが、猫背の状態で固まってしまうくらいの長時間のデスクワークや、日常使用しているスマホ画面の操作や動画回覧などで、首の位置が前にズレた態勢を無意識に行っていたりします。首の筋肉に何らかの負荷がかかってしまうと、顔の筋肉もつられて下に引っ張られます。このズレはハリのない肌をさらに助長させると共に、たるみやすくなる原因の一つです。
こんな人に多い- 長時間のデスクワーク
- スマホ中毒
- 猫背
首の位置のズレはフェイスラインを崩すばかりか、頭痛や疲れ目も引き起こします。「勉強や仕事に集中できない」と、感じている人も首の位置を見直してみることをおすすめします。
ここがPOINT!!フェイスラインのたるみ・歪みを除去するには、首の位置を正しく整えることは欠かせません。首の位置を正しくする体操を紹介しましょう。
首の位置を正しくする体操
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- 1
- 背筋を伸ばし、首の力を抜いて顔を上にあげ、天井と水平になったところで止めます。
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- 2
- そのまま頭をゆっくりと回します。
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- 3
- 下くちびるを天井に向かって付き出します。
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- 4
- 上くちびるも同様に突き出して、5秒間キープします。
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- 5
- ゆっくりと元の位置に戻します。
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原因その4 寝方
寝ている間にもフェイスラインは歪みます。たとえば、いつも同じ方ばかり向いて寝ているとどうしても問題が起きやすくなってしまうのです。特に寝相が良く、一晩中同じ方を下にして寝ている人は骨格も歪みやすく、顔のたるみ以外にも左右のズレの影響もでるので注意してください。
こんな人に多い- 片方を向いて寝るクセがある
- 睡眠時にあまり動かない
- 枕の高さが合っていない
ここがPOINT!!左右まんべんなく向きながら寝たいものですが、眠っている間に自覚して制御することは不可能です。偏った寝方をするクセがある人は、せめてフェイスラインを整えるマッサージを毎朝の習慣にするのも良いでしょう。
フェイスラインを整えるマッサージ
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- 1
- 額の中心を下から上にひっぱりあげるように優しく指をすべらせます。
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- 2
- 口の両端に4本の指を添え、下から上へ包むように押し上げます。
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- 3
- 頬に小さな円を描きながら中心から外へ、下から上へとらせんを描くようにマッサージします。
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- 4
- 目頭の上を軽く押し、上まぶた、目尻、目の下、鼻の付け根と優しく指を動かします。
フェイスラインを引き締めてたるみ、歪みを矯正するには?
以上のようにフェイスラインのたるみ・歪みを引き締めて、矯正するには様々なアプローチがあります。しかし、いずれもある程度の時間がかかることは覚悟しなければいけません。もっと早く効果を実感したいというのであれば、次のような方法もおすすめです。
食事むくまないように心掛ける
顔がむくんだ状態が続くと、水分が重力で引っ張られるためにたるみを起こしやすくなります。アルコール、甘いもの、濃い味付けの食事などはたるみを生じやすくします。摂取しすぎないように注意してください。
習慣全身の歪みにも気をつける
体が歪めば、それにつられてフェイスラインにも異常が起きやすくなります。いつも足を組んでいたり、荷物を片方の手で持つクセがあると全身が歪み、顔も歪みやすくなります。毎日のちょっとした習慣を見直しましょう。
サロンから一言
フェイスラインのたるみ・歪みには様々な原因があり、解決方法も多岐にわたります。しかし、そもそも自分のフェイスラインに問題があるのかどうか判断つきかねるというケースも多々あります。当サロンでは「フェイスラインをシャープに引き締めたい」「たるみをすっきりしたい」など、フェイスラインに関する相談も行っているので、お気軽に何でもおたずねいただければと思います。